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[出産体験データ]
出産年月:2008年12月
病院:個人産院
お産方法:普通分娩
体重2840g
身長 49センチ
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12月26日 朝8:00

長女の保育園の支度をしていると、なんだかお腹がいたい・・。
もしかしたら、陣痛・・・?
でも、おさまるかもしれないし、出産につながるかもしれないし。どうかな?と思っていた。

陣痛の痛みって、他の痛みには例えられない特有のもの。出産してしまえば、不思議と、どういう痛みだったか忘れてしまう。

数週間まえからあった、生理痛のような痛みや、2,3日前からきつかった、赤ちゃんが降りてきて骨盤が開いてきてるな~と思う、神経痛のような腰の痛みとは、あきらかに違うものだ。

長女に、「今日は保育園お休みする?」とたずねると
「え~もう、着替えたし行きたい」とのこと。
保育園大好きの長女が、行かないと言うわけが無いとは思ったが・・。
それに、今日で今年の保育園は最後の日。行かせてあげたいと思う。

朝9:30

大丈夫かな~?と迷ったので、ちょっと遅くなり8時20分ごろ家を出る。
少しゆっくりめに歩いて保育園へ。9時半に保育園に到着。

今日は遅いから、もしかしたら(出産)・・と思っていたのよ~と保育士さんに言われる。予定日を3日過ぎているし、まわりのみんなも気にかけてくれている様子。

長女のお友達も、予定日過ぎちゃったね、と心配してくれたので、
「今日か明日くらいに生まれそうだよ」と言った。

お腹が張ってきてるし、いよいよかも。
早く帰らなきゃ

と、保育士さんに話して10時に保育園を出る。

午前10:00

とっても天気が良くて、堤防を歩いていても気持ちがいい。
いつものように遊びながらゆっくり帰ろうとする次女へ。
「今日はお母さん、お腹痛いからちょっと早めに帰ろうね。」

時計がなかったので確実ではないけど、お腹の張りは15分間隔くらい。
痛みは弱くて、普通に歩けるし、話もできる。

午前11:00

家についたのが11時ごろ。シャワーをして、入院準備。
荷物はまとめていたのだけど、夫の会社、保育園、病院、送り迎えをお手伝いしてくれているママ友達に電話したりしているうちに12時近くに。

痛みは強くないけど、携帯電話を持つ手が小さく震えている。これはもう出産するときがきてる・・とわかった。
出産のときは毎回、血の気が引いて、身体が寒くなるのだ。汗をかきながら出産というイメージがあったのだけど。実際にはまったく違う。

正午12:00

歩くたびにお腹が張って痛みもあるのだけど、座るとおさまったりする。
病院に電話すると、だいたい何分間隔か計ってまた電話してください。というので、少し横になってみる。

2、3分間隔だったり6,7分間隔だったり。
二人目のときは、しっかりと陣痛の間隔が15分ならしばらくは15分という感じだったのに、今回はかなり不規則。正確な間隔がつかめない。そうこうしているうちに、お産はどんどん進んでいる。

もう10分以内になっているし、病院に行かなくては。
病院に7分間隔くらいです。と言うと、入院準備をして来てくださいと即答される。
痛みも朝に比べたら少し強くなってきてるが、まだ耐えられる程度。

シーンとした部屋で、次女のお腹がぐぅ~~となる。
一瞬、お腹すいたし、お昼ご飯食べてからでもいいかな・・?
と思う。でも思いとどまり、次女には小さなパンを食べさせ、
タクシーを呼んで、二人で病院へ。

午後13:00

いつもは歩いていくのに、なんで車に乗ってるの?と不思議そうな次女。
でも、なんかちょっと楽しんでいる様子。

病院についたのが午後1時過ぎ。天気は良いが、風が強い。
外来診察はお休みしている時間帯。
ひとまず、内診を受ける。

子宮口の開きは5センチくらいと言われたと思う。
病院に着いたくらいから陣痛の痛みが結構、強くなっていて
陣痛中は動けないので、おさまったら歩くという感じに。

今までの経験から、夕方くらいには産まれるかな~?と思っていた。
先生やスタッフもそう思っていたに違いない。

3階の病室へ案内される。
痛みが強くなってきて、階段を上るのも辛い。

やっと部屋に着いたと思ったら、次女がいるから誰か付き添いの人がいないと困る。連絡とって早く来てもらってくださいとか、いろいろ言われる。バースプランで前もって話していたのに??!!NSTをつける前に、連絡してみたいな感じで言われる。

陣痛の痛みでもう、冷静に考えるのも難しくなってきて、言われるがまま。また1階の受付まで戻って、旦那の会社に電話する。きちんと話はできたけど、後から考えるとよくわからない行動だ。そしてまた3階の病室まで痛みに耐えながら戻る。

ここの病院は、LDR(陣痛~出産~回復を1つの部屋で行う)のはず。もう陣痛がきてるんだから、病室じゃなくLDR室に入るんじゃないの?と思っていたが、少し前に出産した人がいたらしく、まだLDRで休んでいるようだ。

午後13:40

NSTをつけてベッドに横になる。約30分間、赤ちゃんの心音や陣痛の波をチェックする機械なのだが、その間にもどんどん陣痛の痛みは強くなる。

陣痛の痛みは、向こうから少しずつ押し寄せる海の波のようなイメージ。だんだん強くなって、また引いていく。病室の時計は見ていたけど、痛くてこの時点で何分間隔だったか覚えていない。たぶん1~2分くらいだと思う。

陣痛が来るたびに、ふぅーふぅーと声を出しながら息を吐いて、痛みを逃す。陣痛のたびに骨盤が開いているのが、わかる。

次女のときは、陣痛がきても、身体の力をなるべくぬいて、痛みを逃すことができたが、今回は痛みが強くて、力をぬくなんて全然できない。ひたすらううぅー・・と声を出して痛みをまぎらせる。

次女は心配してお腹をさすってくれるのだけど、さわると痛い。痛すぎて話して説明できない。そこで、その小さくてやわらかい手を握ってみた。その瞬間、気持ちがほっとして、ちょっと痛みがやわらいだ。

助産師さんが、陣痛にあわせて腰を横にさすってくれたのも、痛みがやわらいだ。

ベッドからソファに座る次女が見えるよう、右向きで横になっていたが、向きやすい左向きにかえてみる。右より痛みは逃しやすくなった。しばらくすると、かなり強い陣痛がきて骨盤が大きく開く感じがした。お腹に力を入れていきみたい感じになる。

痛すぎて声をだす自分を、客観的に少し後ろからみてる自分がいる。

辛そうな声だしてるなぁ~と思いながら、その自分は痛みを感じていない。
激痛を感じる自分と、無痛の自分がいる変な感じ。陣痛のときは、ありえない痛みに耐えられるよう、脳内麻薬といわれているβーエンドルフィンというモルヒネのような麻薬に似た物質が出るというのを何かで読んだけど、今の自分がそうなのだろうか。

病室には、次女と私だけ。
ナースコールを押して、スタッフを呼んだ。
もう痛すぎて、立つこともできない。

事態を把握した助産師さんや看護師さんがバタバタと動き出す。
車椅子が用意され、痛みに耐えながら座る。
そのまま、エレベーターで2階のLDR室へ。
中から、少し前に出産を終えた女性が歩いて出てきた。
笑いながら会話してる。

意識が朦朧として痛みに耐えながら、安産だったんだなぁ~と思う。
分娩台が見える。ずいぶん高い位置に見える・・。
自分の力でそこに登るのは、かなり苦痛だった。

分娩台に仰向けになる。助産師さんが子宮口の開きをチェック。
9センチ。そして、数回の陣痛でまもなく10センチ全開に。

過去二人の出産時では、「では、陣痛にあわせていきんでみましょう」
と助産師さんがリードしてくれるのだけど、今回は、そんなことをする暇もなく、、どうすればいいですか?と聞くといきみを逃してくださいとのこと。もう赤ちゃんが見えているのだろう。

あとは、身体の力をぬいて赤ちゃんが出てくるのを待つのみ。

頭と身体の半分くらいが出てきたところで、赤ちゃんを見せてくれた。
まだ身体が出きっていない状態。

午後14:40

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しばらくして、無事出産終了。
あっという間だった。

二人目のときもそうだったが、出産してから医師が登場。
状態をチェックしただけで、先生がすることは特に何もなし。

赤ちゃんの顔には傷もなく、とてもきれいな色をしていた。

1人目のときは、赤ちゃんが産道を通るときや、出てくるとき、陣痛とは別の痛みがあったけど、今回はツルンと生まれてきた感じ。会陰切開することなく、自然に切れることもなかった。

赤ちゃんが出てきた後、胎盤がスルスルと出ているのが感覚でわかる。出血量も少なく、陣痛の時間も短く済み、とてもいいお産だったと思う。最後の方の陣痛は、今までで一番痛かったけど。

そのまま2時間ほど休み、病室に歩いて戻ると、次女がソファで丸くなって眠っていた。1人でクラッカーを食べたり、アンパンマンのDVDを見たりしていたようだ。

午後18:00

出産を終えたばかりの自分が、夕方6時には、次女と一緒にご飯を食べてる。何だか不思議だった。次女はお昼ご飯を食べていなかったせいか、パクパクよくたべる。

食後、次女とナースステーションにいる、生まれたばかりの弟を見にいった。陣痛のときの呼吸で、肺を全開に使いすぎたのか、歩くだけで息がきれて苦しい。身体に力が入らない。

次女は、そのまま病院に泊まるつもりだったようだが、お父さんと、保育園を終えたお姉ちゃんが来て、一緒に帰っていった。

3歳の次女は、すっかりお姉さんに♪
妊娠中から、お姉さんになるからって口癖のように言っていたけど、きちんと実行しているところがわが子ながらエライと思う。

バースプランの、陣痛中にアロマを焚いてもらうとか、アロママッサージをしてもらうとか、そういうちょっとした出産時の楽しみが全然できなかった。LDRの意味も全くなかったし。もし無痛分娩にしてたら、きっと麻酔が効く前に生まれてしまっていただろう。

そういえば、上の子二人の出産のときにはあった、おしるしがなかった。

今となっては、自然なお産で元気に生まれてくれたから、それだけでもう十分だと思う。